ゴーストママ捜査線 (全6巻)

『ビッグコミックオリジナル増刊』(小学館)で2000年9月号から連載された佐藤智一先生による漫画で、2002年より単行本(ビッグコミックス)全3巻が刊行されました(2005年1月号掲載分まで計27話収録)。

2012年にテレビドラマ化され、それに合わせ『ビッグコミックオリジナル』本誌にて2012年13号から新作が集中連載されました(18号まで断続的に全4話予定)。

また、増刊掲載分の未収録作を含めた新装版が全6巻で刊行されました。

小学1年生の原平とんぼの母・蝶子は警察官でしたが、勤務中にひき逃げにあって死に、とんぼはいつまでも泣いてばかりいました。

ある日とんぼは偶然母の遺品の眼鏡を見つけ、かけてみると、クリアになった視界に死んだはずの蝶子が警察官の制服姿で現れます。

以来、とんぼは蝶子の眼鏡をかけている時だけ母を含めた霊の姿が見えるようになります。

とんぼと蝶子は未解決となっていたひき逃げの加害者を見つけ出します。

他の人には姿の見えない母の代わりに、とんぼは幽霊の振りをして加害者を(霊たちの力も借りて)自首に追い込みます。

無念を晴らして成仏するかに見えた蝶子だったが、頼りない息子を心配して相変わらず側に居続けるのでした。





憂国のラスプーチン (全6巻)

北方領土返還に尽力しながらも"国策捜査"で逮捕された元外交官・佐藤優氏。

ソ連に最も食い込んだ西側“スパイ"としての活躍、取調室での東京地検特捜部エリート検事との壮絶バトルが、実体験を元に大胆に描かれております。

原作 佐藤 優
作画 伊藤潤二
脚本 長崎尚志




匠三代 (全11巻)

原作 倉科遼
作画 佐藤智一
原案・監修 天野彰
チームによるこれまでになかった本格家づくりエンターテインメントです。


東京・深川・・・・・・

江戸情緒が残るこの下町に腕利きの親子三代が家づくりを手がける工務店があり、地元でも評判の彼らを人は”匠三代”と呼びます。

一流の技術を持った大工の祖父、一流の営業力を持った父、一流の設計能力を持った孫が協力しあって、お客様目線の真心のある家づくりを行います。





弁護士の九頭 【第二審】(全11巻)

井浦秀夫先生による日本の漫画作品。

『ビッグコミックオリジナル』(小学館)にて連載されていました。

『弁護士のくず』の第二シリーズにあたります。

法律監修に弁護士の小林茂和(第一東京弁護士会)。

型破りで無茶苦茶な言動から「人間のくず」とまで呼ばれる雇われ弁護士九頭元人(くず もとひと)が、弁護士事務所に舞い込んでくる様々な依頼を引き受ける過程で、弁護士とは思えないような方法で依頼を解決する様や、依頼の裏に潜む人間模様を描いている。

はっきり言って絵はへったくそです。(井浦先生ごめんなさい。)私は、元々画力のない漫画家のまんがは読まない人間でしたが、このまんがはその画力の弱さを補って余りある程のストーリーと描写があり、はまってしまいました。





総務部総務課 山口六平太(全81巻)

小学館の雑誌「ビッグコミック」に連載の漫画。

作 林律雄 
画 高井研一郎


架空の自動車会社・大日自動車株式会社の総務部総務課で起きる様々な問題を、29歳・独身の山口六平太とその同僚たちが解決する一話完結タイプ。

ただし、複数話に渡って完結する場合もあります。
 
総務は会社の女房役の為、持ち込まれるトラブルも千差万別。ライバル社員同士のいがみあい、衝突、福利厚生問題、時には社長夫妻の喧嘩の仲裁もやった事があります。

連載も10年を超えたあたりから、スローフード問題、成果主義導入問題などを取り上げ、サラリーマン社会において、問題提起しているのも斬新です。

尚、作品に年代の経過はありますが、登場人物の年齢はほぼ変わりません。

2016年11月14日に作画の高井研一郎が死去したことに伴い、全81巻で打ち止めとなりました。