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頭取野崎修平(全10巻)

監査役野崎修平』の続編に当たる作品です。

あおぞら銀行が国有化されてから2年、思うように収益が回復しないあおぞら銀行に、再建請負人として、かつての同行監査役・野崎修平が頭取に任命されます。金融再編の流れに取り残され中位行に転落したあおぞら銀行を「真のお客様のための銀行」として育て上げるべく奮闘します。

しかし行内は国有化後の2年間ですっかり疲弊しており、かつての大手銀行だった時代の再来を夢見る人間も多く、「無駄に規模を拡大するよりは身の丈にあった経営を」と考える野崎の方針に反発する人間も少なくない中で、野崎は徐々に支援者を増やしていくのです。