銭っ子 (全5巻)

原作 花登筺さん

作画 水島新司先生による人情経済漫画で、週刊少年チャンピオンに1970年14号~1971年32号に連載された作品です。

事故で両親を亡くし孤児となった中馬健と中馬亜子の兄妹は親戚に引き取られますが、いじめられながら昼夜働かされ、両親の遺産もすべて奪われてしまいます。

二人は海に身を投げますが、助けてくれた人々の温情に触れ、そこで生きていこうと決意します。
しかし、世話になっていた人が病気になっても、貧しいために医者にも診てもらえません。

健は物もらいをしてみたがうまくいかず、物もらいの達人から手ほどきを受けます。

実はこの男は、大金持ちで、健はこの男に金儲けの技術を学ぶことにします。
修行の結果、健は大金を手にするのですが、信用していた人に裏切られ、転落していくのですが・・・。

原作が花登筺さんだけあって、お金の怖さを鋭く描いており、読者をぐいぐい引っ張っていきます。







男どアホウ甲子園 (全28巻)

原作 佐々木守さん

漫画 水島新司先生による野球漫画です。

1970年から1975年まで『週刊少年サンデー』で連載されました。 


主人公はストレートしか投げない左腕投手、「剛球一直線」の藤村甲子園(ふじむら こうしえん)です。

甲子園球場の申し子である彼が、持ち前の超剛速球を武器として、女房役・豆タンらと共に高校野球甲子園大会での優勝、6大学野球の東大優勝、阪神タイガースに入団し、打倒長嶋茂雄を目指します。


水島新司先生は野球漫画の第一人者として活動され、2020年に漫画家を引退されておりましたが、2022年1月10日に亡くなられました。ご冥福をお祈りします、合掌。



 


花歌舞伎町弁護人 凛花 (全6巻)

週刊漫画サンデーに2007年1月23日号から2008年5月13・20日合併号まで連載された、

原作:松田康志さん

作画:花小路ゆみ先生によるリーガル漫画です。


六本木の超一流法律事務所で才色兼備の企業弁護士として辣腕を振るっていた美鈴凛花は、父・花太郎の突然の失踪で、父が代表を務めていた歌舞伎町にある小さな弁護士事務所を押し付けられることになります。

一流法律事務所とはまるで勝手が違う依頼人や案件に戸惑いながらも、弁護事務員 牛島や凛花を追って移籍してきた後輩弁護士 山田蘭と共に知力と粘りでで問題を解決していきます。