エリアの騎士 (全57巻)

原作 伊賀大晃先生
作画 月山可也先生 によるサッカー漫画です。

『週刊少年マガジン』(講談社)で2006年21・22合併号から2017年17号まで連載されました。

鎌倉学館中等部サッカー部主将 逢沢 傑はU-15日本代表の10番を背負う天才プレイヤーであり、その弟 逢沢 駆は選手としての自信を失い、兄と同じサッカー部でマネージャーとして働きながらプレーへの想いに胸を焦がす日々を送っています。

そんな2人に思いがけない事故が降りかかり、兄の傑は死亡、弟の駆は心臓を損傷し、亡くなった兄の心臓を移植されます。

駆は兄の心臓をもらっただけでなく、兄のサッカーに対する夢も引き継ぎ、様々な試練を乗り越えて、フォワードとして成長していきます。

コミックが全57巻ということで、ストーリーもじっくり描かれており、読み応えのある作品です。




オフサイド (全15巻)

塀内夏子(塀内真人)先生によるサッカー漫画です。
『週刊少年マガジン』(講談社)にて1987年6号から1992年17号まで連載されました。

高校サッカーを題材とした作品で、主人公の熊谷五郎が弱小サッカー部を牽引し、強豪校へと成長していく姿が描かれています。

タイトル名はサッカー競技規則に定められた反則用語で、「うまくいきそうだったのに笛が鳴って中断されてしまう、もどかしい青春」という意味が込められているそうです。

塀内夏子先生は少年漫画を描く上で、女性では受け入れてもらえないと思い、最初の頃は、塀内真人の男性名を使用しておりましたが、それほど気を使わなくとも良いと感じて本名に戻したそうです。

作画につきましては、女性漫画家に多い精細なタッチではなく、骨太のしっかりとしたタッチで描かれており、ストーリーの運びも男性に読ませるだけの説得力のある内容になっております。





チェイサー (全6巻)

コージィ城倉先生による漫画です。

2012年から『ビッグコミックスペリオール』(小学館)にて連載中。

昭和30年代、人気漫画家であった手塚治虫先生に対して影では誰よりも憧れながらも強烈なライバル意識を持ち、対抗心を燃やす一人の漫画家の人生を描いたフィクション作品です。

主人公の手塚治虫先生に対する卑屈な劣等感がコミカルに描かれており、次に何をやらかすのかという興味を膨らませてくれます。

第6巻をもって完結となりました。