JJM 女子柔道部物語 (既刊15巻)

原作 恵本裕子さん
構成・脚色・作画 小林まこと先生
の柔道漫画です。

 『柔道部物語』から25年、小林まこと先生が再び“本格柔道漫画”を描きます。

原作はアトランタオリンピック女子柔道61kg級で、日本女子柔道界に初めての金メダルをもたらした恵本裕子。

雪の旭川を舞台に世界の頂点を目指す白帯の女子高生 神楽えもが世界の頂点を目指します。







1978年のまんが虫

『Gu-Guガンモ』『さすがの猿飛』『ギャラリーフェイク』の
細野不二彦先生がビッグコミックオリジナル増刊2021年5月号(小学館)から連載を始めた、若き日の親友、家族、恩人、そして自分自身をモデルにした自伝的漫画です。
島本和彦先生の『アオイホノオ』と時代も被っているため文化的に似たような描写もありますが、いかにして細野不二彦漫画が出来上がってきたのかを知ることが出来、興味深い作品です。

1978年、東京の有名私立大学に通う、細納(サイノ)青年と仲間たちは、のちに漫画家やアニメーターとして大活躍する才能の持ち主ですが、その頃はただ、マニアックな学生生活を謳歌する若者たちでした。
時代は日本のサブカルチャーが勃興する70年代後半。
アルコール依存症の父、障がいを持つ弟といった複雑な家庭環境の中、細納青年は、悩み迷いながらも、自ら漫画家への道を歩き始めます。



美食探偵 明智五郎 (既刊10巻)

『美食探偵 明智五郎』は、東村アキコ先生による推理漫画。
『Cocohana』(集英社)2015年8月号に読み切り『美食探偵』として発表され、同年11月号より連載されております。

表参道に小さな探偵事務所を構える明智五郎が主人公で非常に美食家です。

最初の事件で犯人だった人妻が「Maria Magdalene(マグダラのマリア)」となり第二の人生を歩み始め、もう一度、明智に会いたいがために、殺意を抱く人々に知恵と手を貸し、様々な事件の裏で暗躍していきます。

推理漫画とはいうものの、東村先生お得意のコメディ要素もふんだんに盛り込まれ、助手となって働く小林苺とのボケと突っ込みが軽妙です。