アオイホノオ(既刊30巻)

時は1980年代初頭―――漫画・アニメ界に新たなムーブメントが起き始めようとしていた熱い時代。

 近い将来ひとかどの漫画家になってやろうと、もくろむ一人の男がいた。

男の名は、焔燃(ホノオモユル)。

しかし、野望ばかりでまだ何も具体的には動いていなくて・・・。

「なぜか元気の出る面白さ」と大好評!!

いまだかつてない、熱血芸術大学生物語!!

炎の転校生』『逆境ナイン』『燃えよペン』『吼えろペン』『新吼えろペン』等々熱い漫画で有名な島本和彦先生の自伝的作品です。

第25巻からは、第二部となり、大学をやめ、上京した主人公が、プロ漫画家としての試練の数々に立ち向かっていく様子がユーモアを交えて描かれます。



かものネギには毒がある 加茂教授の人間経済学講義 (既刊7巻)

経済学をテーマにしたクライムサスペンスコミックです。

原案:夏原武

作画:甲斐谷 忍

集英社「グランドジャンプ」2021年No.17に掲載後、2022年No.5より連載の作品です。

コロナ禍で混乱する現代日本を舞台に、天才経済学者の加茂洋平が実地研究と称して、詐欺師たちを相手に大立ち回りを演じます、

独自の「カモリズム」理論を唱えつつ、コロナ禍という特殊な情勢でこそ起きた詐欺事件や、社会的弱者の現状を綿密に描いています。




ギャラリーフェイク (既刊38巻)

細野不二彦先生による美術漫画作品。

1992年より『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて不定期で連載開始、2005年に連載終了しました。
2016年には同誌の創刊35周年記念の短期連載、『月刊!スピリッツ』での読切掲載が行われました。
翌2017年に『ビッグコミック増刊号』8月号から連載されています。

表向きは贋作・レプリカ専門のアートギャラリー『ギャラリーフェイク』を舞台に、オーナー藤田玲司が、様々な登場人物と絡みながら、時に世界を駆け巡りながら、絵画、彫刻などを通じて「アートとは何か?」を問いかけます。

主人公の魅力は、単なる守銭奴ではなく、アートへの奉仕者として清濁併せ呑む点にあるほか、美術・芸術・骨董の多方面に渡る薀蓄的描写も、読者の好奇心をそそる。助手サラ・ハリファとのほのかな恋の行方も気になるところであるほか、脇役・レギュラーキャラクターも多いです。

また芸術に絡んで社会問題にも言及するなどしており、物語は美術方面の商業的な話題から推理サスペンス、コミカルな人間模様、陰惨な事件、時に憎み合い時に愛し合う人々の交流、文化財保護にまつわる制度面の問題など、多岐にわたります。