アオイホノオ(既刊31巻)

時は1980年代初頭―――漫画・アニメ界に新たなムーブメントが起き始めようとしていた熱い時代。

 近い将来ひとかどの漫画家になってやろうと、もくろむ一人の男がいた。

男の名は、焔燃(ホノオモユル)。

しかし、野望ばかりでまだ何も具体的には動いていなくて・・・。

「なぜか元気の出る面白さ」と大好評!!

いまだかつてない、熱血芸術大学生物語!!

炎の転校生』『逆境ナイン』『燃えよペン』『吼えろペン』『新吼えろペン』等々熱い漫画で有名な島本和彦先生の自伝的作品です。

第25巻からは、第二部となり、大学をやめ、上京した主人公が、プロ漫画家としての試練の数々に立ち向かっていく様子がユーモアを交えて描かれます。






かものネギには毒がある 加茂教授の人間経済学講義 (既刊11巻)

経済学をテーマにしたクライムサスペンスコミックです。

原案:夏原武

作画:甲斐谷 忍

集英社「グランドジャンプ」2021年No.17に掲載後、2022年No.5より連載の作品です。

コロナ禍で混乱する現代日本を舞台に、天才経済学者の加茂洋平が実地研究と称して、詐欺師たちを相手に大立ち回りを演じます、

独自の「カモリズム」理論を唱えつつ、コロナ禍という特殊な情勢でこそ起きた詐欺事件や、社会的弱者の現状を綿密に描いています。






ギャラリーフェイク (既刊39巻)

細野不二彦先生による美術漫画作品。

1992年より『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて不定期で連載開始、2005年に連載終了しました。
2016年には同誌の創刊35周年記念の短期連載、『月刊!スピリッツ』での読切掲載が行われました。
翌2017年に『ビッグコミック増刊号』8月号から連載されています。

表向きは贋作・レプリカ専門のアートギャラリー『ギャラリーフェイク』を舞台に、オーナー藤田玲司が、様々な登場人物と絡みながら、時に世界を駆け巡りながら、絵画、彫刻などを通じて「アートとは何か?」を問いかけます。

主人公の魅力は、単なる守銭奴ではなく、アートへの奉仕者として清濁併せ呑む点にあるほか、美術・芸術・骨董の多方面に渡る薀蓄的描写も、読者の好奇心をそそる。助手サラ・ハリファとのほのかな恋の行方も気になるところであるほか、脇役・レギュラーキャラクターも多いです。

また芸術に絡んで社会問題にも言及するなどしており、物語は美術方面の商業的な話題から推理サスペンス、コミカルな人間模様、陰惨な事件、時に憎み合い時に愛し合う人々の交流、文化財保護にまつわる制度面の問題など、多岐にわたります。







JJM 女子柔道部物語 (既刊15巻)

原作 恵本裕子さん
構成・脚色・作画 小林まこと先生
の柔道漫画です。

 『柔道部物語』から25年、小林まこと先生が再び“本格柔道漫画”を描きます。

原作はアトランタオリンピック女子柔道61kg級で、日本女子柔道界に初めての金メダルをもたらした恵本裕子。

雪の旭川を舞台に世界の頂点を目指す白帯の女子高生 神楽えもが世界の頂点を目指します。







1978年のまんが虫

『Gu-Guガンモ』『さすがの猿飛』『ギャラリーフェイク』の
細野不二彦先生がビッグコミックオリジナル増刊2021年5月号(小学館)から連載を始めた、若き日の親友、家族、恩人、そして自分自身をモデルにした自伝的漫画です。
島本和彦先生の『アオイホノオ』と時代も被っているため文化的に似たような描写もありますが、いかにして細野不二彦漫画が出来上がってきたのかを知ることが出来、興味深い作品です。

1978年、東京の有名私立大学に通う、細納(サイノ)青年と仲間たちは、のちに漫画家やアニメーターとして大活躍する才能の持ち主ですが、その頃はただ、マニアックな学生生活を謳歌する若者たちでした。
時代は日本のサブカルチャーが勃興する70年代後半。
アルコール依存症の父、障がいを持つ弟といった複雑な家庭環境の中、細納青年は、悩み迷いながらも、自ら漫画家への道を歩き始めます。



美食探偵 明智五郎 (既刊10巻)

『美食探偵 明智五郎』は、東村アキコ先生による推理漫画。
『Cocohana』(集英社)2015年8月号に読み切り『美食探偵』として発表され、同年11月号より連載されております。

表参道に小さな探偵事務所を構える明智五郎が主人公で非常に美食家です。

最初の事件で犯人だった人妻が「Maria Magdalene(マグダラのマリア)」となり第二の人生を歩み始め、もう一度、明智に会いたいがために、殺意を抱く人々に知恵と手を貸し、様々な事件の裏で暗躍していきます。

推理漫画とはいうものの、東村先生お得意のコメディ要素もふんだんに盛り込まれ、助手となって働く小林苺とのボケと突っ込みが軽妙です。




アオアシ (既刊39巻)

小林有吾先生によるサッカー漫画です。
取材・原案協力はスポーツライターの上野直彦さん。
Jリーグのユースを扱っており、『ビッグコミックスピリッツ』(小学館)にて、2015年6号から連載中です。2017年マンガ大賞第4位。


緻密なストーリー構成、キャラクターの描写力、画力、リアルさ等が相まって、サッカー漫画の新機軸となりました。

主人公の青井葦人(あおい あしと)の成長していく姿に感動の涙が溢れることがあります。






神様のバレー (全37巻)

原作 渡辺ツルヤ先生、作画 西崎泰正先生によるバレーボールを題材にした漫画です。
『週刊漫画TIMES』(芳文社)にて、2012年12月21日号から不定期連載中。

実業団の凄腕アナリスト阿月総一は、的確に相手の弱点を見抜いて、相手チームの嫌がるプレイをしかける「嫌がらせの天才」で、裏方でありながらチームを2度優勝に導いていました。
しかし、その後は退屈な素振りを見せ、Vリーグ1チームのアナリスト程度では満足できないのです。
そんな彼のところに、日村化成の会長から「万年1回戦負けのチームを全国優勝させれば、全日本男子の監督のイスを用意する」という賭けをもちかけられます。
阿月は、万年一回戦敗退の弱小チーム、幸大学園中学校バレー部のコーチとなり、様々な練習方法、作戦を実行して選手たちの負け犬根性を取り払っていくのです。

ストーリーもキャラの立て方、画力も優れており、ぐいぐいと読ませてくれます。
バレーボール版『ラストイニング』といった感じで、私の好きな作品です。





高嶺のハナさん (既刊12巻)

ムラタコウジ先生による企業コメディ漫画です。

 『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)にて、2018年から不定期連載中。

 創業100年を迎える老舗お菓子メーカー、ミツバチ製菓を舞台にバリバリのキャリアウーマン 高嶺華とポンコツダメ社員 弱木強を中心にストーリーは進みます。

 高嶺華は、美人で仕事が出来、クールで男どもを寄せ付けないオーラを出していますが、恋愛に関しては小学生並みで、実はポンコツダメ社員、弱木強に密かに恋しています。

 華は弱木のことが好きすぎるあまりに、仕事ではついついキツく当たってしまうなど、行動が裏目裏目になってしまうところが笑いのツボとなっています。






夏目アラタの結婚 (全11巻)

『医龍-Team Medical Dragon-』、『幽麗塔』、『第3のギデオン』の乃木坂太郎先生によるサイコミステリー漫画。

2019年6月28日発売の「ビッグコミックスペリオール」14号(小学館)にて連載開始されました。

主人公の夏目アラタは、結婚に夢など抱いていない30代独身男性で児童相談所に勤務しています。

彼はある日、担当児童 卓斗から父親を殺した犯人に代わりに会って欲しいと依頼を受けけます。

犯人の名前は品川真珠。【品川ピエロ】と呼ばれる有名連続バラバラ殺人事件の犯なのでした。

アラタは真珠との心理的な駆け引きの中で結婚を餌に面会を継続し情報を引き出そうとするのです。

出だしは『羊たちの沈黙』を思わせる内容ですが、今後どういった展開になっていくのか、非常に興味深いです。




TSUYOSHI 誰も勝てない、アイツには (既刊27巻)

丸山恭右先生による格闘コメディ漫画。

主人公は川端強。
とても格闘技をやっているようには見えない小柄な青年ですが、常識はずれの強さで戦いを挑んでくる猛者たちを一蹴していきます。

本人は格闘する気はなく画家を目指しているのですが、なかなか思うように事は運びません。
彼を中心に、日本、中国、ロシアの国家及び格闘家がお話を盛り上げます。
彼の強さの秘密、各国が彼を狙う理由がお話の柱になっております。








アサギロ~浅葱狼~ (既刊31巻)

ヒラマツ・ミノル先生による時代劇漫画作品。

 『ゲッサン』(小学館)にて、2009年6月号(創刊号)から連載中。

幕末に京都において反幕府勢力を取り締まる警察活動をおこなっていた武装集団『新選組』の一人ひとりを描くと共に、発生した事件を平行して描かれています。

それぞれのキャラクターも見事に描き分けられており、ぐいぐいと物語の中に引き込まれます。




吼えろペンRRR  (既刊1巻)

 島本和彦先生による漫画家の悲喜こもごもを描いた漫画『燃えよペン』 『吼えろペン』 『新吠えろペン』に続く漫画家漫画の続編です。


伝説のマンガ家・嵐を呼ぶマンガ家 炎尾燃、ここに完全復活!

日夜命がけで原稿と格闘していたのは過去の話……

今や原稿以外に家業とも格闘する、マンガ家兼経営者の半実録一代記! 





エースの条件 (全5巻)

原作 花登筐さん

作画 水島新司先生による野球漫画で週刊少年キングで1970年35号~1972年26号まで連載されました。


主人公の堂島剛は、大阪・朝陽高校野球部でエースピッチャーとして活躍を期待され、優しくも厳しい野球の師 ネギ先生やガジ監督などに見守られて日々努力を続けますが、同じ投手で朝陽高校の理事長を父に持つ広部光一によって、事あるごとに嫌がらせを受けます。 

さらに追い打ちをかけるように、父・剛造の刑務所入り、母・しず子の交通事故死という逆境をばねに甲子園のマウンドに立ちます。

その後、プロ野球のスカウトをめぐるトラブルによりプロ野球選手になることを断念し、田舎の私塾の野球部の指導者として招かれる続編が、『アパッチ野球軍』です。





銭っ子 (全5巻)

原作 花登筺さん

作画 水島新司先生による人情経済漫画で、週刊少年チャンピオンに1970年14号~1971年32号に連載された作品です。

事故で両親を亡くし孤児となった中馬健と中馬亜子の兄妹は親戚に引き取られますが、いじめられながら昼夜働かされ、両親の遺産もすべて奪われてしまいます。

二人は海に身を投げますが、助けてくれた人々の温情に触れ、そこで生きていこうと決意します。
しかし、世話になっていた人が病気になっても、貧しいために医者にも診てもらえません。

健は物もらいをしてみたがうまくいかず、物もらいの達人から手ほどきを受けます。

実はこの男は、大金持ちで、健はこの男に金儲けの技術を学ぶことにします。
修行の結果、健は大金を手にするのですが、信用していた人に裏切られ、転落していくのですが・・・。

原作が花登筺さんだけあって、お金の怖さを鋭く描いており、読者をぐいぐい引っ張っていきます。







男どアホウ甲子園 (全28巻)

原作 佐々木守さん

漫画 水島新司先生による野球漫画です。

1970年から1975年まで『週刊少年サンデー』で連載されました。 


主人公はストレートしか投げない左腕投手、「剛球一直線」の藤村甲子園(ふじむら こうしえん)です。

甲子園球場の申し子である彼が、持ち前の超剛速球を武器として、女房役・豆タンらと共に高校野球甲子園大会での優勝、6大学野球の東大優勝、阪神タイガースに入団し、打倒長嶋茂雄を目指します。


水島新司先生は野球漫画の第一人者として活動され、2020年に漫画家を引退されておりましたが、2022年1月10日に亡くなられました。ご冥福をお祈りします、合掌。



 


花歌舞伎町弁護人 凛花 (全6巻)

週刊漫画サンデーに2007年1月23日号から2008年5月13・20日合併号まで連載された、

原作:松田康志さん

作画:花小路ゆみ先生によるリーガル漫画です。


六本木の超一流法律事務所で才色兼備の企業弁護士として辣腕を振るっていた美鈴凛花は、父・花太郎の突然の失踪で、父が代表を務めていた歌舞伎町にある小さな弁護士事務所を押し付けられることになります。

一流法律事務所とはまるで勝手が違う依頼人や案件に戸惑いながらも、弁護事務員 牛島や凛花を追って移籍してきた後輩弁護士 山田蘭と共に知力と粘りでで問題を解決していきます。



 


ドラゴン桜2 (全17巻)

三田紀房先生による漫画作品。

ドラゴン桜』の続編に当たります。

2018年1月25日よりモーニング(講談社)にて連載開始されました。


2020年の教育改革を前に、弁護士・桜木建二が時代に合わせたツールを使い新たなる受験対策に挑戦ということで、掴みはOKです。


ドラゴン桜』で東大に合格した水野直美が大学卒業後、弁護士になり、桜木建二の部下になって生徒を指導しているのも興味深いです。

また、作品の制作を完全にアウトソーシングしているという働き方改革の先陣を切っている点でも興味深いものになっています。




ザ・ファブル (全22巻)

『ザ・ファブル』は、南勝久先生によって描かれた作品です。

2017年、第41回講談社漫画賞一般部門を受賞。

現代の東京。幼いころから「ボス」の指導を受け、その伝説的な殺しの技術のため、「寓話」という意味を持つ「ファブル」と呼ばれる1人の殺し屋がいました。
これまでに、70数件の標的を仕留めてきましたが、彼の正体が暴かれるのを恐れたボスは「1年間大阪に移住し、その間は誰も殺さず一般人として平和に暮らせ」と指示します。

「佐藤明」という偽名で、ボスと旧知の仲である暴力団「真黒組」の世話になりながら、一般人として大阪での生活を始めます。

凄腕の殺し屋が、以下に一般人として溶け込むかというのがストーリーの中心になっていますが、暴力団がらみのトラブルを人を殺さずに、いかにして解決するかというのが面白く描かれています。

普段は凄みを隠し、裏ではその実力を発揮するという『静かなるドン』にも通ずるような作品です。




コミックマスターJ (全13巻)

 脚本 田畑由秋先生、作画 余湖裕輝先生 による日本の漫画です。

少年画報社刊行『ヤングキングアワーズ』に1996年19号から2005年11月号まで連載されました。

魂のある作品が締め切りの窮地にたたされた時、500万円の報酬で駆けつけるスーパーアシスタント、コミックマスターJです。

マントの下に漫画道具一式が収納されていたり、内容の無い作品の最終回を描き連載を終わらせるキャラクター延道断(ジ・エンド)が登場したりしており、漫画界版ブラック・ジャックとも呼べる作品です。