チェイサー (全6巻)

コージィ城倉先生による漫画です。

2012年から『ビッグコミックスペリオール』(小学館)にて連載中。

昭和30年代、人気漫画家であった手塚治虫先生に対して影では誰よりも憧れながらも強烈なライバル意識を持ち、対抗心を燃やす一人の漫画家の人生を描いたフィクション作品です。

主人公の手塚治虫先生に対する卑屈な劣等感がコミカルに描かれており、次に何をやらかすのかという興味を膨らませてくれます。

第6巻をもって完結となりました。





イレブン (全43巻)

原作 七三太朗先生
作画 高橋広先生による日本のサッカー漫画です。
『月刊少年ジャンプ』(集英社)にて1985年5月号から2000年1月号まで連載されました。

元日本代表のサッカー選手 故 青葉洋介を父に持つ主人公 青葉茂が父の残したハードな練習メニューをこなしながら、高校でサッカーを始め、ユース代表、ブラジル留学、プロサッカー選手と成長を続け、日本代表としてFIFAワールドカップ出場を目指す物語です。

無名の存在の主人公が、努力と根性で周囲に認められ、新しいステージへ進んでいくという、まさにサッカー版『キャプテン』といった内容で、読み手をぐいぐい引っ張っていきます。

作画の高橋広先生は漫画家のちばあきお先生の元アシスタントで、ちばあきお先生の素朴な絵柄とちばてつや先生のち密な絵柄・背景の中間的な作品となっています。





怪盗ルパン伝アバンチュリエ(既刊10巻)

森田崇先生による日本の漫画作品。
優れた描写力と原作の魅力を余さず表現した演出力で飽きさせることなく、ぐいぐいと物語の世界に引き込んでくれます。

講談社『イブニング』にて、『アバンチュリエ 新訳アルセーヌ・ルパン』として2011年から連載。
その後、ヒーローズ『月刊ヒーローズ』にて、『怪盗ルパン伝 アバンチュリエ』と改題して2013年から連載。

ベル・エポック(良き時代)と呼ばれる1900年前後のフランスを舞台に、怪盗ルパンの冒険譚を描いた、モーリス・ルブランの小説『アルセーヌ・ルパン』シリーズを原作とした漫画化です。
タイトルの「アバンチュリエ(aventurier)」とはフランス語で「冒険者」、「山師」を意味し、原作小説では「怪盗紳士(gentleman-cambrioleur)」と並んで、ルパンが自称する言葉の一つです。